早春の電車の窓から見る町は木の芽吹きと暖かい大気でぼうっと霞むようです。
そんな景色をイメージしました。
ショールの裾の模様は街並みのような、大好きなレース模様からはじまります。
裾から編みはじめ、両側で減目をして模様編みで台形をつくります。
引き返し編みを使って襟のようなレース部分をつくってピコットバインドオフで編み終わります。
両側の端の掛け目にかぎ針で縁飾りをつけて出来上がりです。
３目一度がよくでてきますが、今回の３目一度は目の向こう側を一度に表編みする方法を使っています。
ねじり目の３目一度のようになります。
編み地がそこだけ盛り上がり、また違った表情になります。
襟のような部分の糸を変えていますが、もちろん同じ糸でも良いと思います。（糸の量にご注意を！）
糸の組み合わせで色々な雰囲気をだせると思います。
楽しんで編んでいただけたらうれしいです。

使用糸　サンプル①MC: Toison ďOr Yak + Silk+ SW(366m/100g), CC: Toison ďOr S/W Sock yarn(425ｍ/100ｇ)
サンプル②MC: Toison ďOr Yak + Silk+ SW(366m/100g) , CC: Toison ďOr Merino Silk２本どり (800m/100g)
使用針　4.5mm, US7, 80㎝～100cmの輪針, 4mm, US6, 80㎝～100cmの輪針, かぎ針6/0号
使用量　サンプル①②ともにMC: 約100g, CC: 約25g
ゲージ　ブロッキング後A模様: 12目14段, サンプル①6.5㎝×4㎝, サンプル②6㎝×3.5㎝
必要な道具　とじ針、目数マーカー（あると便利）